史上最長の米政府閉鎖がついに終了。しかし、2か月後にはまた閉鎖!?
つなぎ予算案が可決・署名され政府閉鎖が終了
米国下院は連邦政府を再開するための法案を可決しました。
— 米金融ツイート和訳 (@bei_wayaku) November 13, 2025
法案はこの後、大統領の机に送られ、最終署名されます。#米国政府閉鎖 #米政府閉鎖
トランプ大統領は、史上最長の米国政府閉鎖を終わらせる法案に署名しました。#米国政府閉鎖 #米政府閉鎖
— 米金融ツイート和訳 (@bei_wayaku) November 13, 2025
本日、米下院で暫定予算案が可決、トランプ大統領の署名によって、史上最長の43日間続いた米政府閉鎖がやっと終了しました。
政府閉鎖が最長記録を更新したあたりから市場はリスクオフになって怪しい雰囲気でしたが、これで少しは落ち着きを取り戻すのではないでしょうか。長らく止まっていた経済指標も順次復活するでしょうし、金融政策の不透明感も払拭されることも期待したいですね。
しかし、注意したいのが、今回可決された予算案は年間の予算ではなく、「つなぎ予算」だということです。
可決されたのは来年1月までの予算
ロイターの記事によると、今回可決されたつなぎ予算案は、2026年1月30日までの予算のようです。つまり、それまでに次の予算が決まらないと2月からはまた政府閉鎖になります…
一部の省庁やプロジェクトについては通年(2026年9月末まで)の予算が盛り込まれたようですが、大半の省庁の予算は来年の1月末に切れるようで、だいたい2か月後にはまた、政府閉鎖をかけた議会のやり取りがニュースで出てくるのではないかと思います。
今回の予算案で最大の争点だった医療保険制度(オバマケア)の補助金については、ほぼ先送りにされただけで何も解決していないので、来年1月の予算案の議論も今回と同様に揉めることが予想されます。
