12月FOMCで投票権があるFRBメンバーの政策スタンス

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FRBはブラックアウト期間中のため追加の発言は無し

12月のFOMC(日本時間で12月11日 AM 4:00 発表)を目前に控え、FRBは現在ブラックアウト期間となっています。そのため、金融政策に関するボードメンバーの追加発言はもうありません。これまでの発言から投票権を持つボードメンバーの政策スタンスはある程度見えてきますが、WSJが分かりやすいまとめ記事を作成していましたので、そちらの記事からFOMC投票メンバーの政策スタンスを紹介します。原文は英語なので日本語訳しました。

投票権があるFRBメンバーの政策スタンス(和訳)

利下げに賛成する可能性が高いメンバー

クリストファー・ウォラー理事

ウォラー理事は繰り返し利下げを求めており、労働市場の急速な悪化に対する「追加的な保険」として利下げが必要だと主張しています。

ニューヨーク連銀総裁 ジョン・ウィリアムズ

ウィリアムズ総裁は11月21日に、短期的な利下げの余地があるとの見解を示しました。

スティーブン・ミラン理事

ミラン理事は、これまで大幅な利下げに賛成票を投じてきました。11月21日のブルームバーグへのインタビューで、最近の経済データから「ハト派的な方向に向かうべきだ」と述べました。

ミシェル・ボウマン理事

ボウマン理事はウォラー理事やミラン理事と同様にトランプ大統領によって任命された人物で、ハト派と見なされています。彼女とウォラー理事は7月の会合で利下げを支持して反対票を投じました。

利下げに対する立場が不明なメンバー

パウエル議長

パウエル議長は10月に、年内の追加利下げは確定とは程遠いと警告していました。ただし、彼に近いウィリアムズ総裁が利下げを支持したことから、市場では姿勢の変化が注目されています。

リサ・クック理事

クック理事は「すべての会合、12月の会合も含めて、決定が下される可能性のある“ライブ会合”である」と述べています。

副議長 フィリップ・ジェファーソン

ジェファーソン副議長は慎重な姿勢を崩さず、11月には「経済のトレードオフの変化は、ゆっくりと進める必要性を強調している」と述べました。

利下げに賛成する可能性が低いメンバー

ボストン連銀総裁 スーザン・コリンズ

コリンズ総裁は11月22日に「現在の活発な市場環境は、政策を緩和する必要性が差し迫っているとは感じさせない」と述べました。

カンザスシティ連銀総裁 ジェフリー・シュミッド

シュミッド総裁は前回の利下げに反対しました。11月14日には「インフレについて楽観視する余地はない」と述べています。

シカゴ連銀総裁 オースタン・グールズビー

グールズビー総裁は11月初め、政府閉鎖を前にしたコアインフレの高止まりに「少し混乱させられた」と語りました。

セントルイス連銀総裁 アルベルト・ムサレム

ムサレム総裁は11月13日に、「慎重に行動する必要がある」と述べ、金融政策が過度に緩和的になる前に「追加的な利下げの余地は限られている」と発言しました。

マイケル・バー理事

バー理事は11月18日に「12月の投票についてまだ決めていない」としながらも、「インフレがこの1年間高止まりしていることを考慮し、かなり慎重になる必要がある」と述べています。